アンティーク、バカラの最高峰とも言われる青色のエルベフの大変美しいワイングラスになります。
ロシア皇帝ニコライ2世がパリのバカラ社を訪れた際に特注したもの、それが「ELBEUF(エルベフ)」です。ダイヤモンドのように美しく輝く、非常にきめ細かいカットが豪華なバカラ最高峰のグラスです。
このエルベフをバカラ最高峰と言わしめる根本は、美しいクリスタルガラスに彫られた繊細なカットの組み合わせです。
ガラスの中に含まれる酸化鉛の含有率は24%を超えるものを指しますがバカラの場合は30%と高い割合です。鉛を含む事で光の反射率、屈折率、透明度はきわめて高くなり、カットなどを加えるとさらに七色に輝くのが特徴です。
そこへ様々な形状のグラインダー(円盤を回転させ加工を行う電動工具)に金剛砂と水を付着させながらガラスの表面に美しい模様を彫り込んでいきます。
こうする事でバカラの素晴らしい素材に加え、職人達の巧みな技術がさらに加わり、ようやく一つの作品が完成するのです。
◆商品の状態◆
全体的に綺麗な状態ですが、アンティークの一品の為、多少の擦れや汚れなどもご理解の上、ご入札を宜しくお願い致します。
写真でも商品全体のご確認をお願い致します。
◆バカラの商標◆
1936年以前に作られた為、商標がありません。
◆商品のサイズ◆
高さ約19.5cm 口径6.5cm
◆一言◆
数あるバカラグラスの中で、ご興味を持って頂きありがとうございます。
バカラグラスと言えば、グラスに使われる最高の素材と技法、美しいデザインが挙げられます。
バカラは透明度と光の反射率が非常に高い最高のクリスタルガラスを素地として使い、その上にグラスのデザインに合った高度な装飾技法が職人の手によって一つ一つ施されています。
バカラアンティークグラスは華麗な長い歴史の中、時代の流れに沿って今日まで私達の手に受け継がれてきました。
18世紀後半から19世紀前半にかけて起こった産業革命後にはそれまで富裕層や特権階級の人々だけのものだった美術、芸術品が民衆にも開放される時代がやってきます。
そこでようやく人々は生活の中で気軽に楽しめる"アート"を身の回りに置き、楽しむようになっていきます。
バカラもそのうちの一つでした。
それは人々はバカラグラスの中に彫られた美しい技法を一つの芸術として見ていたからです。
そうして戦争を含めた長い歴史の中で、人から人へとまた家族の中で大切に受け継がれてきたグラスを今日では私達はアンティークとして簡単に手に入れる事が出来ますが、
これらのグラスは人から伝わって大切に残されてきた長い歴史が詰まった一つの芸術であるという事を頭の隅に置いて頂ければ幸いです。
それが値段以上の目には見えないバカラアンティークの価値になります。
◆ご落札後の流れ◆
連絡フォームよりご連絡の後、お客様のお支払いを確認致しましたら商品をしっかりと梱包し迅速丁寧に発送致します。
領収書が必要な場合はお申し出下さい。発行致します。
また何かご不明な点がありましたらお気軽にご連絡下さい。