入手困難 [2007 Louis Roederer Cristal Brut Millesime/ルイ ロデレール クリスタル ブリュット ミレジメ 2007] 化粧箱入り 内容量: 750ml
アルコール度数: 12 度 未開封 ロシア皇帝に献上した 19 世紀から不変のエレガンス
ルイ・ロデレールは 1840 年代に畑の購入を始めました。クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル 2 世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。
2006 年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル 2008 年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。 2012 年になって、クリスタルもロゼも 100% ビオディナミのブドウから造られるようになりました。これによって品質がさらに上がりました。
クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。 20 年は楽に進化します。クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。
2000 年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、 2006 年以降ぐっと評価が高まっています。もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。
収穫
2007 年は全体的に気温が高く、予想外の強い気象に見舞われた年でした。春は温かく、夏は涼しく、8月末には旱魃がぶり返しましたが、最後には見事に成熟し、理想的な条件のもとで収穫が行われました。
発酵と醸造
ピノ・ノワール 58 %、シャルドネ 42 %、オーク材の大樽で週一回撹拌して醸造したワイン 15 %。マロラクティック発酵は行いません。クリスタルのキュヴェはグランクリュの「モンターニュ・ド・ランス」「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」「コート・デ・ブラン」から醸成しています。地下ワインセラーで平均して5年間熟成させ、澱抜きのあと、熟成の仕上げにさらに8ヵ月寝かせます。ドザージュは1リットル当り 9,5g 。
スタイル
クリスタル 2007 は、クリスタル独特の「理性的な力強さ」の典型的なボトルです。ここで言う力強さはヴィンテージから来た力と言うよりも、クリスタル醸造のために生き続ける老樹の凝縮度と、ドメーヌの地下の石灰質土壌から来る繊細さです。
テイスティング
暖かいオレンジ色がかった輝きを持つ黄金色。
見事な泡で、細かく規則的で躍動的。
クラシックなブーケは、ほのかでエレガント。ジューシーで完熟した果実(ウイリアム梨)、天火から出てきたばかりのタタンタルトや暖かいウイーン風菓子パンの香を秘め、また僅かに酸味のある赤い果実(カラント)などの香が溢れ出てくる。ワインは奔放に自己表現し、グラスの中に入れてから数分すると、木樽で発酵した 2007 年収穫のワイン独特のヘーゼルナッツの香とホワイトチョコレートの香が立ち上る。甘酸っぱい完熟果実の香と、醸造法から来る非常に強いグリルの香りの普列は、時の経過と共に互いに強くなり、本物の深みと言える香りへ変身する。
口に含むと、凝縮された香りと共に完熟果実の香が立ち上る。非常に長く残る燻製の香りがあり、自然な深みのあるワインの印象がここでも感じられる。テクスチャーは、溶けるような絹やビロードを思わせ、ワインのフレッシュさをこのとろけるような魅惑的なテクスチャーが抱き込む。粉っぽさと塩っぽさが、鮮明で同時に躍動的な印象を舌の先に感じさせる。後口には、軽快さと洗練性が非常に印象的に残る。
( メゾン公式サイトより )