秋のセール＜まあまあ、なんとか、宝飾品になりえるかな・・・＞　グランディディエライト　０．９８ct

かつて、大変な希少石で、コレクターの垂涎（すいぜん）の的だった「グランディディエライト」でございます。ところが、マダガスカルで大量に発掘され、今や、さほど珍しくなくなりましたが、今でも、たまに特級品が見つかるようです。ただ、そういうのは、卸価格でも、１ct当たり１５０万円（１万ドル）以上致しますので、２ctのサイズなら、約３００万円と言う事になります。実は、このマダガスカル産のグランディディエライトが大量に世に出てすぐの頃、ご存知「ヤマさん」の店で、小さなルース（０．５ct未満）がたくさん入ったロットを見せられ、買わないかと誘われた事がありました。ほぼすべてが、カスみたいなグランディディエライトでしたが、一粒だけ、めちゃくちゃ綺麗なブルーのグランディディエライトがございました。サイズは、０．２～０．３ctぐらいでした。そりゃ、もう、トップランクのパライバトルマリンと同じくらい綺麗なブルーで、久々にしびれました。なんとか、そのルースだけ売ってくれないかと頼んでみましたが、答えは、NO。あの時、余計なルース（カスみたいなルース）も含めて買っておけばよかったかなあとも思います。今でも、たまに思い出して、悔しい気持ちになります。あれから１０年近く経つと思いますが、未だに、あのルースと同レベルの青のグランディディエライトを国内でも国外でも見た事がありません。あれは、素晴らしかった・・・・・（悔）。 さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、まあまあ、なんとか、リングにして、宝飾品になりえるかなあ・・・・・と思われるグランディディエライトです。もちろん、内包物もありますし、上位ランクのルースではありませんが、サイズが１ct近くございますし、カットや全体的シェープも悪くはないですので、良い感じに仕上がると思います。当ルースは、表面近くに白いインクルージョンが顔をのぞかせており、インクルージョンがお嫌いでなければ、かわいらしい「アピールポイント」になろうかと思います。まあ、例えるならば、子犬のおでこに、白い「何らかの模様」がマーキングされているような愛嬌を感じる事が出来ます。少し前、つまり、４０年ほど前、犬の集団と犬の集団が戦う漫画が、少年ジャンプにあったと思うのですが、主人公のワンちゃんのおでこに、三日月か何かの模様があったと記憶しています。あんな感じです。どんな感じやねん・・・・・（笑）。見てわからんもんは、聞いても分からん。これまた、真実なり。