ヴィオラ・ダ・ガンバ(Viola da gamba) トレブル 6弦
全長:約66cm
ボディ長:373mm
弦長:349mm
ヴィオラ・ダ・ガンバは「脚のヴィオラ」の意味で、この名は奏者が脚ではさんで構えることからつけられました。
ヴィオールとも呼ばれ、大きい順にバス、テノール、アルト、トレブルの4種類が基本的に使われています。
16世紀初頭にガンバ属とヴァイオリン属が登場し、ヴァイオリンは庶民の楽器として主に祭事や歌の伴奏に使われ、ガンバは優雅で上品な響きを持つ楽器として宮廷やサロンで演奏されていたという歴史があります。
時代が進み、大きな音量や華やかさ、豊かな表現力が求められるようになり、弦楽器といえばバイオリン属が主流になっていきました。
ガンバの古楽器らしい柔軟でニュアンスに富み落ち着いた音に魅了される方も多く、アマチュアの中でも人気の高い楽器です。
流通量が少なく高価ですが、安価でも良質なものを提供し、皆さんに古楽器の魅力を伝えられればと思います。
15年以上乾燥させたヨーロピアンスプルース材(表板)とフレイムメイプル材(側板・裏板・ネック)が使用されており、全体的に黄色っぽい色合いの美しいアンティーク仕上げです。
セット内容
・楽器本体
・弓(新品 バロックモデル)
・ソフトバッグ(新品)
一通り調整済み(駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整)になります。
本体には製作時からの小傷が少し見られますが、新しくきれいな状態です。
プレーンガット弦(5,6番線は金属線)を張っており、
チューニングは上から1d'', 2a', 3e', 4c', 5g, 6d、バロックピッチ(A=415Hz)を想定しています。
フレットの微調整は各自でお願いします。
調整・メンテナンス済みですので、チューニングしていただければすぐにお使いいただけます。
※このほかにも古楽器(ダモーレやポシェット)等、珍しい弦楽器も取り扱っていますので是非ご覧になってみてください。