B. Crampon, ビュッフェ クランポン 異種組み合わせ B♭クラリネット
OH(改良器) 響きの繋がり良いです。
細管系で本体が少し厚めですから、柔らかな中低音と、少し細身ですが透き通った高音域が魅力。
管体の上から
バレル 64.5mm E12F 21世紀製
(クランポン製か 委託製造先だったルブラン製かは
不明ですが、相性良いです)
上管 E13 1980年代 整番K6.8万台
クランポンがブージー&ホークス社に買収されて、全ての製品がクランポン名になった初期頃で、クランポンブランドとなり爆発的に売れた機種です。(吹奏楽ブームとも重なり…、E13としては第三世代で 旧名 イベット シェーファーE13,(BC 20 の下位機種の時代の設計のままで、R13よりも若干の細管で初心者でも何とも言えない良い響きのする…がセールストークでした)
上管に割れの修理痕画像③と 広がらない様に 上管とバレルの接続部を 最上位機種と同じく 金属輪のテノンに改造変更。その響きも最高音域の伸びは通常のE13超え。外れR13よりも吹き易いです。
下管との接続部のグラナディラの外側に欠けがありますが、内径部でないので音程良好です。画像② の右下部分
上接合部に金属テノンを足した為に 画像 ③金属の厚さで 0.5mm程 いつもバレルを抜いている感じになりますので、
バレルを64.5mm にしました。(で65mmとなり
Fピッチ管になります。)第3世代迄は66mm.現行品は65mmバレルとなっています)E13で64.5mmバレルは当時は無く、R13用はポリシンドリカル(3重の内径)への接続用の為、厳密にはバレルの内径が合わないので、下位になりますが、64.5mmが標準のE12F のバレルを選びました。(R13用やフェスティバルの65mmも試しましたが、一番しっくりときました)
下管 S1 整番 F18.9万台 F刻印有り
50年代〜BC 20 →BC 20 S1 →S1 1970年代初め逆円錐形内径完成。
となり、78年にRCの完成に共ない在庫限りとなり1980年代に終了。
細管系 現行BC XXI の祖先に当たる系統の上下管です。
S1とR13の下管との違いは、右手小指で操作する4つのスプーンキーの下のグラナディラ材に 削った凹みがない点。
ベル R13 整番20万台の頃、割れの修理(膠とグリーンラインのグラナディラの粉で修理有り)画像⑨
ただ画像の様に クランポンのエンブレムを90°ずらした方が 響きが広がる。画像④ クランポンのエンブレムが真正面ですと、纏まった(比較すると少し硬い響きに) 吹いていて違いが感じられる。(好みで取り付けを変えて…。)
上下管の内径の繋がり 修正してありますので、
音程 音色も繋がり良いです。
普通のクランポンの響きでは 物足りない方
自分だけの響きを創りたい方 向きです。
BC 20系の響きで 現行BC XXIの祖先の響き。
現行GALA よりも良い響きになっていると思いますが、感じ方には個人差がありますかので…。
(GALAと同価格で廃番となったC13も上管はR13で下管は
E13仕様でしたので、トータルでは本器と同価格帯となります)
(脳血管の手術を受けましたので、クラリネットの演奏は諦めましたので手放します) 興味の有る方、こういう少し面倒くさい修理をして下さる技術者も まだ居ました…皆さん高齢になり店じまいされる方 多くなりました。クラリネットの2台目、3台目…一寸面白いのも試して見たい方に…。
自身はR13 第二世代、C 13も手放し、最後まで取っておいたクランポンです。
R13で言う第3世代までのトーンホール設計ですので、スロートトーンのピッチが高めになる傾向があります。フレンチピッチ443Hzの時)
442.440hzの時はバレルを抜きますのでその傾向は和らいで来ます。(逆にスロート音域やhigh ラ〜ド#.レの下がり易い人には良いかと…。)
←シ♭を変え指を使う事で音色の繋がりや音程もかなり良くなります。
(後ろレジスターキーは使わずに、レジスターリングのみ親指で押して、 前はラのスプーン形+ソ(薬指ホール)塞ぐ+サイド豆キー上から 2番目(又は3番目 と両方を微妙に押す…吹き手により音程修正)を上行 下行とも使えると…、響き音程共に綺麗に繋がります。
現行BC XXIは上管のトーンホール位置はトスカを参考に変更したそうです。 当時の設計としとは最高音域の伸びを優先したのかと思います。
上管のレジスターホールは長年の使用で親指の腹の形にテーパー状に凹み 指へのフィット感はかえって良いです。(新しい楽器で親指を塞ぐよりも安定して構えられます…自身の感想)
上管タンホ総交換 2年半前 コロナ期
下管タンホ総交換と内径調整等…凡そ2年前になります。
バランス調整等の最終は昨年。
OH後の使用は数十時間程度(〜30時間程かと…) 昨年最終調整に出してからは確認の為〜1時間程吹いて以降は無し。)
付属品
マウスピース バンドレン5RV ライヤー選定品 中古
リガチャー B.クランポン ピンクゴールドメッキ 2点留
YAMAHA製スワブ タンポ及びホールクリーニングペーパー コルクグリース
仏BG 製の指掛け用の黒ゴム … 以上4点は新品
他社製のトート型 (手提げ ケースを縦入れ) 黒布製 新品
リード バンドレンV12 3 1/2 購入から時間経っています。
純正では有りませんが、委託先のイタリア製の
予備タンポ 6個 各種 ルシアンデラックスで同等品です。(YAMAHAカスタム用も委託製造先)
ケースはブージー&ホークス倒産後の現行クランポン社になって初期の21世紀のものですが、内側の別珍が灰色が管体からの圧やグリース、メッキとの化学変化で接した部分がオレンジっぽい茶色に変色しています。(多分内材 又は組み立てを中国工場製にした初期の為だと思います。(内部灰色時代のものは起こります)
クランポンの青いクリーニングクロスを敷いて居ますので、それ程目障りでは無いかと思います。
画像⑩参照して下さい。
単価だけで計算するとR13純正タンホ総交換で3万円 クランポンピンクゴールドメッキリガチャーが購入時9500円でしたので、マウスピースその他付属品を含めて4万円以上のお金を掛けています。
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詳細画像 yahooブログ廃止に伴いアメブロに移しました
→ B. CRAMPON のB♭ クラリネット 異種組み合わせ 調整OH済 | klavierhaus2000のブログ (ameblo.jp)
https://ameblo.jp/klavierhaus2000/entry-12869148799.html