出品物は Sony Studio CF-1980Ⅱ 16㎝&5㎝ 2Weyスピーカーのモノラルラジカセ です。 切り替えスイッチ分解整備&劣化部品交換(ピンチローラー& 電解コンデンサー & トランジスター等) の動作品です。 (№83 )
YouTubeで外観全体を公開しています。 https://youtu.be/tbROhZpjgQo ※映像中のカセットテープは出品物ではありません。
CF-1980の整備内容を短くまとめてYouTubeにUPして有ります。
整備内容は本機CF-1980Ⅱとほぼ同じですので説明文の補足として見てください。 https://youtu.be/2x4BIdQlRME
CF-1980Ⅱを数多く見ていますが例外なく切り替えスイッチが真っ黒になっています。 この状態で接点復活剤を塗布すると「画像3下」の様な醜い状態になります。 よく見かける接点復活剤を塗布しただけの物はこの様になっていると思われます。 ゆえに切り替えスイッチの分解整備は必須です。 固定側接点はコンパウンドで磨き荒れた習動面を平滑にしてコンタクトグリスが塗布して有ります。 稼働側接点はサンハヤトの「接点ブライト」で処理し整備して有ります。 (画像3上)
本体左側面に有りますマイクや外部電源等の入出力ジャックも同じく真っ黒でした。(画像4下) 取り外してサンハヤトの「接点ブライト」で処理し整備して有ります。(画像4上)
CF-1980Ⅱで使用されているトランジスターのリード線は銀メッキされた物が多用されています。 この銀メッキリード線は経年の変化で例外なく真っ黒になっています。(画像5左) それと同時にリード線の銀メッキがシミの様に析出してイオンマイグレーションも起こしています。(画像5右) このシミの様な所を電流が断続的に流れることで、ガリガリ音やバリバリ音の原因になっています。 これは本機に限らずCF-1980Ⅱでは100%見られる現象で性能低下や故障の原因になっています。 本機は劣化トランジスターを新品に交換して有ります。
チューナー部 前機でセラミックコンデンサーが劣化していましたので予防的に交換して有ります。 いままで遭遇したラジオ不具合の80%がこのセラミックコンデンサーの劣化でした。 チューナー部も劣化コンデンサーや劣化トランジスターを交換しています。 バンド切り替えスイッチの分解整備も実施しています。
オーディオ基板 劣化電解コンデンサーを交換しています。(画像6) ここで悪魔のささやきが「音が出ているから交換しなくても良いよ」… しかし、古いラジカセは電解コンデンサーの寿命が尽きていることが多い物です。 音が出ていても本来の性能を発揮しているとは考えられませんので交換して有ります。 ※一部交換できない所も有り CF-1980Ⅱはコンセントを差していると使用していなくても電源部電解コンデンサーまで電気が来ています。 この様に電源部は通電時間が長くなりますので高耐久電源用電解コンデンサーに交換しています。
カセットメカ部はグリスの固着で酷い状態でした。(画像7) この状態は本機に限らずどのCF-1980Ⅱも同じ様な状態です。 カセットメカ部は分解整備して有ります。(画像8)
ベルト交換してあります。(キャプスタン、オートシャットオフの2本) 録音、再生、早送り、巻き戻し、オートシャットオフが出来ています。 ※録再生はノーマルテープでの確認です。
モーターのノイズをキャンセルするダイオードが前機で劣化していましたので予防的に交換して有ります。 テープスピード調整用の半固定ボリュームが劣化していましたので多回転型半固定ボリュームに交換して有ります。 これによりテープスピード調整が容易になりました。
FM、SW、MW、受信出来ています。 アンテナは変形無く伸縮はスムーズです 。
動作は、AC100V、外部電源、乾電池で確認しています。 ※外部電源入力は「中心マイナス」「外周プラス」ですのでお気おつけ下さい。 ランプ点灯、バッテリーチェックOKです。
接点等の状態はどれも似たような物なので流用画像も有ります。 掲載写真やユーチューブ映像は実際の物よりきれいに見えます。 サビやキズや汚れ等が気になる方や新品の性能を要求される方はご入札をご遠慮ください。
保証は当方の作業に起因する不具合も含めて有りません。 しかし発売後かなりの年月を経ていますので状態も日々変化して故障することも有るかと思います。 故障内容をご連絡頂ければ修理可能か検討いたします。 修理となった場合は往復の送料と部品代それに少しばかりの手間賃をお願いします。 先日、4年前に落札頂いた方から修理依頼が有りました。 テープ巻き取り部の修理とベルト交換で蘇り喜んで頂けました。
新規の方や悪い評価の有る方は当方の判断で入札を削除する場合が有ります。 以上ご理解の上ご入札願います。
整備内容全般およびトラブルシューティングについて書いています。 お時間の有る方は下記を見てください。ただし、本機の内容とは一致しない部分も有ります。 https://blog.goo.ne.jp/byq2hj/e/7bf2ab6208e4a894d370290a54c2bb3e
(2024年 12月 15日 8時 06分 追加)
画像1のカセットテープは出品物ではありません。
(2024年 12月 20日 22時 34分 追加)
画像1のカセットテープは出品物ではありません。