【アイテム説明】
1910年頃のフランス製のウィッグスタンドです。
ウィッグをかけておくスタンドで、
貼られたクロモも、手塗りの顔料も剥がれずに綺麗に残っている、
レアで状態の良いアンティークです。
可愛らしい雰囲気がアンティークのビスクドールに合う為か、
人形(ファッションドール)の隣に飾ってある東京の骨董店を見かけた事があります。
このウィッグスタンドは、フランス語でデカルコマニー(decalcomanie)、
英語ではデカルコマニア(decalcomania/転写法)で装飾されています。
ガラスのボール部分は、
「宙吹き(からふき)」と呼ばれる、
「吹き竿の先端にどろどろに溶けたガラス種を巻き付け、
息を吹いてふくらます技法」で成形されています。
モールド成形ではないので、ガラスに継ぎ目がありません。
また、古いガラス特有の気泡が、水の中の空気のようで、
面白いです。
(気泡は、ガラス種に巻き込まれた空気が閉じ込められたまま 冷え固まってガラス製品になったもので、ダメージではありません)
ガラスボールの底は丸く穴が開いているはずで、
低い木製のスタンドが付けられています。(しっかり付いています)
そこから手を入れて、
ガラスの内側にデカール(decal)と呼ばれる多色刷りの転写紙を貼りつけ、
剥がして、ガラスに絵を転写させています。
絵(クロモ、クロモス)は19世紀のサーカスのようで、
ピエロや、芸をする動物、花などで、賑やかに装飾されています。
絵を転写させたあと、
ガラスの内側にブルーやホワイトを筆で塗って、背景にしています。
こうした作りなので、表面はガラスのみでツルツルです。
ガラスにヒビ、割れ、チップ、目立つ様なキズはありません。
下の方に、1910の文字があり、おそらく作られた年代だと思います。
文字は製作者のサインなのか、不明です。
ガラス内部の絵、顔料は剥げたり落ちている部分はありません。
ボールを振っても音はしません。
木製のスタンドは頑丈にきちんとついています。
木の一部にカケがありますが、問題ありません。
(木の表面のカサついている部分には、ワックスを薄く塗っておきます。)
ウィッグスタンドは、水平に、真っすぐ自立します。
(片手で持てる重さですが、両手でお持ち下さい。)
(参考) このタイプのウィッグスタンドは、状態が良くないと、 中の塗装が剥げて、パウダー状に下に落ちていたり、 それが(どこかへ運ばれるたびに)ボール内の絵をこするのか、 転写絵が剥げて、ただのガラスの球体になっている物もあります。
レアで状態の良いアイテムです。
ぜひご覧下さい・・(^^♪
【サイズ(約)】
ガラスボールの直径:62.5cm
全体の高さ:24.5cm
重さ:890g
お手数ですが、ブログのその他の画像は、「必ず」ご覧ください。
ブログの詳細画像も商品説明の重要な一部となります。
気になる箇所が御座いましたら、
必ず事前にご質問をお願いします。
【こちらの私のブログに、その他の画像が掲載してある事があります。 ぜひ全てご覧ください。
http://gracefulantiques.blog51.fc2.com/blog-entry-1643.html
】
【返品の可否】
返品は不可です。
【お取引について】
「2日以内」にご連絡下さい。
また「3日以内」にはご入金をお願いします。
ご事情がある場合は、 なるだけ善処致しますので、取引ナビよりご連絡下さい。
☆無連絡でいずれかを過ぎますと、落札者様都合による キャンセルといたします。
【お願い】
遠方に、老いた母が独りで暮らしております。
急用で、突然留守にする事があるかもしれません。
その時は、自己紹介欄に帰宅予定日を
書いておきますので、
ご入札前に、必ず御覧になっておいてください。
東京に戻りましたら、
すぐに対応致します。
(入札がない時は、出品を取り消してから
出かけます。)
他にも、 バラエティに富んだアンティークを 色々と出品させて頂いています。
是非ご覧下さい。