インドネシア・東部ジャワの骨董トンボ玉(六角小面円錐柱型・C)
王朝文化の栄えた地では、優れた装飾芸術が栄えるのが常ですが、インドネシアも然り。太古は仏教王朝、ヒンドゥー王朝、イスラム王朝が栄え、近代までは350年という長き年月にわたってヨーロッパ植民地として支配された歴史も加わり、古今東西の様々な文化や芸術が交叉、融合されて育まれた国でもあります。インドネシアで発展したとんぼ玉工芸の起源がヨーロッパ由来か、それとも中東地域から伝わったものなのかについては諸説があります。写真のトンボ玉は、東部ジャワで発掘されたものです。Faceted Hexagona Bicone(六角小面円錐柱型)と呼称される極めて珍しいもので、濃緑をベースに薄い層のオレンジ&白モザイクビーズです。
サイズは、長さが約2.5cm、最大直径が1.9cm、重さはおよそ10グラム。
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