インドネシアの宝石は、あまり知られていませんが、コロナの少し前に、インドネシアの首都ジャカルタを訪れ、「バチャン」という宝石がある事を知りました。この宝石は、ちょっと特殊でして、クリソコラという柔らかい鉱物にシリカが浸み込むことによって、硬い宝石が出来上がりました。しかも、この採掘地の近くには銅の鉱山も存在した為、その影響の多寡により、「青み」を帯びたバチャンも現れました。当商品も、両者を比べると、「2.55ct」のルースよりも、「2.19ct」のルースの方が、青みを感じます。つまり、似たようなルースではあるものの、銅がもたらす影響力の違いが、このような違いを生み出しているのです。 今回、写真は載せていませんが、卓上蛍光灯の下、高感度の写真機で撮影いたしますと、どちらのルースも、ブルーの色彩が強く出てまいりました。肉眼ではそこまで感じ取れないかもしれませんが、パライバと同じく、銅の影響を受けているのは確かなんだろうと思います。二者択一方式ですので、どちらかお好きな方をお選び下さいませ。