アフリカ東部、ライオン&マサイ族の国「タンザニア」から、呼ばれて飛び出て、ジャジャジャ ジャ~ン・・・・・でございます。藍晶石(らんしょうせき)とも呼ばれるカイヤナイトは、通常、「青色」でございます。その為、20世紀の変わり目ごろまでは、ヨーロッパにおいて、ブルーサファイアとして販売されていたようです。その後、タンザニアで「オレンジ色」「青緑色」が出たり、マダガスカルで「鮮やかな黄色」が出たりして、今に至っております。 ちなみに、青緑色の場合、「青」は、鉄とチタンが発色原因だそうで、「緑」は、クロムとバナジウムが発色原因だそうです(外国の著作物参照)。そして、一番最初に、青緑系がインド東部のオリッサ州で発見された時は、アレキサンドライトの新変種と考えられたそうです。ただ、それは、なんとなく分かります。アレキサンドライトが、赤色になる前の色(青緑)によく似ています。こっちの方が綺麗ですけどねえ・・・。ペンライトで強く光を当ててやると、上等なタイプのパライバトルマリンに近いような色合いも出ます。 とにかく、充分、宝飾品たりうる美しさを兼ね備えていますし、このルース自体が、かなり上質なランクの「青緑系・カイヤナイト」ですので、まだ、お値段が上がっていない今のうちに入手なさっておく事をお勧め致します。色の美しさもさることながら、照りも豊かで、上品な雰囲気の漂うルースです。