楕円の原型をくり貫いて内側を空洞にし透かし彫りを施した「柳左根付」(りゅうさねつけ)です。
直径4.3㎝ 高さ1.85㎝
象牙や角の柳左根付は、幕末から明治期にかけての品、どうやら素材の中をくり貫く機械が輸入されたらしくこの時期に集中して制作されています。中をよく見ると中心部に丸い後が残っているので、そこに機械の先端を雨龍柳左根付押しつけて回したのでしょう。他の柳左根付も、このようになっているものが殆どです。
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