英国陶芸家(兼デザイナー)のスージークーパーの作品、1932年頃に作製された手描きの「ウッドペッカー」のプレートです。
「ウッドペッカー」は、スージークーパーの代表作品として、特に欧米ではこれまで人気を博してきました。
「ウッドペッカー」とはキツツキです。スージークーパーは動植物をモチーフとした作品をいくつも生み出していますが、この「ウッドペッカー」は、その中でも彼女の代表作として、関連図書に紹介されています。
日本でも、飯塚恭子著の「スージー・クーパーのある暮らし」38ページで、このウッドペッカーのプレートが紹介されています(3枚目の写真)。
スージークーパーは20歳(1922年)から27歳(1929年)までグレイ社に籍を置き、その後独立していますので、この作品は彼女が独立した直後の30歳の作品と推定出来ます。
欧米では、彼女の初期の手描きの作品は高く評価されており、なかなかマーケットには出てこない作品です。
この作品のバックスタンプにも「Susie Cooper」の文字が記されており、この作品は正真正銘スージーの手によるものと断定出来ます。
スージークーパーの観賞用のプレートをお探しのコレクターさんにはピッタリの素晴らしい作品です。
大きさは、直径22.5cm、高さ2cm
作製年代は、
バックスタンプとモチーフから、1932年頃の作製と思われます。
コンディションは、
ヒビ割れや欠けのない美品です。
ヴィンテージのアースンウェアですので、作製時からの釉薬・ペイントのムラや凹凸など見られますが、アースンのヴィンテージ品としては極めて美しい作品です。
目視できる貫入は極わずかで、作品全体の美観を損なうものではありません。
是非あなたのコレクションに加えていただきたい逸品です。
No.850≪≫