高田繁:1968~80年 初代の水原茂から白石敏男、平井三郎、坂崎一彦らが背負った巨人の背番号8。1968年に受け継いだのが明治大学からドラフト1位で入団したルーキー高田繁だった。
明大時代、2015年に明大の後輩・髙山俊(現阪神)が更新するまで東京六大学記録だった通算127安打をマークしたシュアな打撃で、巨人入団1年目から120試合に出場。打率.301、9本塁打、23盗塁の好成績で新人王に輝き、阪急との日本シリーズでは1番打者として26打数10安打を記録し、シリーズMVPを受賞した。
1971年には38盗塁で生涯唯一のタイトルとなる盗塁王を獲得。1976年には外野からサードにコンバートされ、史上初めて外野手と内野手両方でダイヤモンドグラブ賞を受賞した。
1980年に引退するまで1512試合に出場、1384安打、139本塁打、200盗塁、打率.273の通算成績を残した。引退後は日本ハムとヤクルトで監督、DeNAでGMなどを務めた。